
動画編集をしていると、「ここだけ見せたい」という場面があります。
今回編集していた動画では、健康診断の結果が映っているカットがありました。
ただ、見せたいのはLDLコレステロールの数値だけ。
健康診断の紙には多くの項目が並んでいるため、そのままだと視線が散ってしまいます。
そこで今回はLDLの数値以外をぼかす編集をしました。
このときに使ったのが、Premiere Proの
マスク+マスクトラッキング
という機能です。
動画で「ここだけ見せたい」ときの編集
今回の映像の状況はこんな感じでした。
- 健康診断の紙(実写)
- LDLコレステロールの数値を指さす指
-
他の検査項目も画面に表示されている
見せたいのはLDLの数値だけなので、それ以外をぼかして視線を集中させます。
Premiere Proで一部だけぼかす基本手順
ぼかしエフェクトを追加
まず、クリップに
ブラー(ガウス)
などのぼかしエフェクトを追加します。
マスクを作成
エフェクトコントロールから
- 四角形マスク
- 楕円マスク
- ペンツール
等を使って、見せたい部分を囲みます。
マスクを反転
今回はLDL以外をぼかすので、
マスクを反転
します。
これで、LDLだけくっきり・それ以外がぼける状態になります。
動画ではマスクトラッキングを使う
動画の場合、映像が少し動くだけでマスクがズレることがあります。
そこで使うのが、
マスクトラッキング
です。
Premiere Proでは、
▶ 前方にトラック
◀ 後方にトラック
のボタンを押すことで、マスクが映像に合わせて自動追尾してくれます。
今回の動画では、
- LDLの数値は固定
- 指が動く
- カメラも少し動く
という状況だったため、マスクトラッキングを使うことで自然な仕上がりになりました。
指をぼかしても視線誘導できる理由
今回の動画では、LDLを指す指もぼかしています。
ただし、動きは分かる程度のぼかしにしています。
人の目は動くものに反応するという特徴があります。
そのため指がぼけていても
- 指が動いている
-
LDLを指している
という情報は伝わります。
そして視線は自然とLDLの数値に集中します。
動画広告でもよく使われる編集テク
この「一部だけぼかす」編集は、動画広告でもよく使われます。
例えば
- 商品価格
- スマホ画面の一部
- ランキング表示
-
ビフォーアフターの数値
など、見せたい情報を強調するときに効果的です。
ぼかし編集のおすすめ設定
今回のような視線誘導の場合、
ぼかし量
20〜40
マスクフェザー
10〜30
くらいにすると自然に見えます。
強すぎるぼかしは
「編集感」が出てしまうので注意です。
まとめ
Premiere Proでは
マスク+ぼかし
を使うことで、
見せたい部分だけを強調する編集
ができます。
さらに
マスクトラッキング
を使えば、動画でも自然に追尾できます。
視線誘導としても便利なテクニックなので、
動画編集をする方はぜひ覚えておくと役立つと思います。
